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DVD発売決定記念としてこっそりサイトのコンテンツとして復活させるにあたり
「公開前から盛り上げる」主旨で書いた部分はごっそり削りました。
感想などをちょっと修正して残しておきます。
それではどうぞー。
10 ≪プレミア上映後独白(感想)≫ ( 8/25 )
11 ≪プレミア上映後独白 色々考えてしまいました≫ ( 8/30 朝 )
12 ≪8/30(土)上映1回目 鈴井・安田・小橋トークショー≫
13 ≪8/30(土)上映2回目 鈴井・音尾・小橋トークショー≫ ( 9/2 )
14 ≪8/31(日)上映1回目 鈴井・大泉トークショー≫ ( 9/6 )
10 ≪1回目の上映後独白(感想)≫
・・・・・
そうは言ってもどこから書きましょう。
まずは普通に映画の感想からですよね(笑)
メイキングの最後にしげちゃんが言ってたけど
普段はテレビでおもしろ兄ちゃん達のNACS。
多分舞台役者なんだと知らない人もまだまだ多い筈。
でも知っている私が観ても、舞台とは違う演技に息を呑みました。
これは「NACSなんてテレビに出てるって事以外よく知らない」という人に見せて
驚いて欲しいなぁと(笑)
単純にそう思いました。
映画鑑賞中は映画の登場人物として
「佐々木 横井 藤沢 九重」として見てたから
そんなに深く感じなかったんだけど、
メイキングで
素の表情と役作りに集中する姿と演技中の対比を見て・・・役者なんだな と・・・
なんか上手く言えませんが。
特に横井は凄いです。
やっぱりたくちゃんの演技力は半端ではないと思いました。
私は流血とか苦手なほうなんで「直接的表現は抑えている」と聞いて
安心してましたが、
それでも九重が傷つけられるシーンはリアルでしたね・・・。
でも鑑賞してふと思いました。
どうせ死を題材に取り上げているなら、
もっと残酷な流血を、リアルな殺傷のシーンを描いてもいいんではないかと。
「実は私は流血好きだったと気付いた」というんではないんですが(笑)
以前実家に帰ったときに、母がスカパーで北野武作品を観ていたんです。
何て言う映画か知らないけど、
ヤクザのリンチでぼこぼこにされて死んで埋められる死体がリアルでリアルで。
まるで自分の手でその弱った血だらけの顔を殴りつけているような嫌悪感。
死とはそれくらい怖いものなのだと
目を背けたくなるくらいの残忍なシーンに、逆に命の尊さとか
暴力の酷さを感じました。
元々、ハリウッド娯楽作品みたいに
殺しても死なないような人間離れした生身のヒーローが
何十人何百人という敵に戦いを挑んで
圧倒的な強さで、敵をボーリングのピンみたいにあっという間になぎ倒して
ぱらたたたたと機関銃を撃てば、ばったばったと人が死に
それでいてヒーローは、
傷ついても包帯ひとつ巻いて「うおー」と気合を入れれば火事場のバカ力で最後は勝利。
という映画が好きではないんです。
前者の北野作品のような死と
後者のハリウッド娯楽のような死、
どっちが本当に残酷だと思います?
話は大いに逸れましたが、
もっとリアルに死への恐怖を感じて、死というのは恐ろしいものだと認識したいと言うか・・・
でもテーマはそこらへんではないのですよね。
あくまで私が「そうだったらいいな」と思っただけです。
そして監督のやりたかった事って、
見せない間合いで感じる映画 なんですね。
顔が映らない、表情が映らない、目が映らない、姿が映らない。
これはすごくいいですっ。
(出演者は愕然としたらしいですが)
川塚は今佐々木から見たらこんな表情してるんだうなぁとか
今九重を見つめる2人はきっとこんな表情をしているんだろうなぁとか
色々考えられました。(考え好き)
多分、もっと直接的な表現が多かったら、
逆になんとなく流して観ていて残らない事も多いんではないかと思います
そして登場人物の行動や性格など、すごくリアルだと思いました。
上の話と被るところがあるんですが、
娯楽もの映画にはヒーローか付き物です。
圧倒的な強さの現実離れしたヒーローもいれば、
多少間が抜けていても、例えば友情のために全ての力を注いで戦ったりとか
悪役でも憎らしいほどの頭の切れと隙のなさで気持ちいいくらいスマートに勝っちゃったりとか。
現実っぽい映画でも、普通の平凡な人が突然勇気ある行動に出たりとか。
riverの設定はとても現実的とは言えないけど、
29歳になった今でも夢を捨てきれない、
今更アメリカで有能な医師に手術してもらったって
表舞台に返り咲きできない事くらい自分が一番よく知ってるだろうに
それでも栄光にしがみついている
強がりばかり言うけど実は情けない九重とか
子供の頃の同級生のいじめを傍観していて
そのトラウマなのか、警察官という職業に就いて正義を振るっているつもりが
拳銃に弾を込められない事でもっと人を傷つけてしまう、
そして廃校で事件が起こる事を予測しているにも関わらず
持っていった拳銃は相変わらず弾なし。
果敢な救出劇に出るでもなく
最後まで誰も救えない、ヒーローには到底及ばない佐々木とか
いい子ぶったその裏で
盗みタバコいじめの傍観、
自分の犯した罪の濡れ衣を着せられている友人を尻目に
その盗んだ金でゲームを買う、
大人になっても肝心なところで踏ん張れないで
恋人を死に追いやった奴らの捜査を諦めようとする、
やばい計画に足を踏み入れてしまった事に誰よりも後悔して、
弱音を吐いてトンズラしてしまう藤沢とか
そこに一人もヒーローは存在しない。
とてもリアルだと思いました。
本当にただの(と言っては聞こえが悪いけど)
昔同級生だった男達の、友情の裏返しの物語なんですね、きっと。
男というものはやっぱりそこまで友情に拘るものなんでしょうか。
正直な話、友情に関しては女のほうが遥かに冷めていると思います。
だからこの映画は、
男性の感想ってすごく聞きたいですね。
あとは・・・
無口な佐々木だから喋る相手がいなくてしょうがないのかもしれないけど(笑)
独白で説明するシーンが多いのはちょっと残念でした。
小杉なんて佐々木の説明の中で喋っているだけだったし。
台詞のやりとりだと多少聞こえなくても雰囲気で分かるんだけど、
説明の台詞ってちょっとでも聞こえないともうわかんないんですよね。
私はくされ耳なので(笑)
周りがちょっとでも「がさっ」と言うともう聞こえなくて
まいっちんぐでした。
それと、
バーのシーンで出てきたと思うんだけど
カメラワークがゆらゆら揺れるやつ。
あれ苦手です(笑)
この場合は、錯綜する思惑とか計画を持ちかけられた戸惑いとか
そんなものが表現されてていい手法なんだろうなぁとは思うんだけど
単純に苦手なの(笑)
そんで、色々ごたごたと抜かしているけど結局どうなの?って話ですが
面白かったです。
あまりにも謎が多いので気になってしまうせいもあると思うんですが
何回も観たくなる映画です。
残酷なシーンも思わせ振りなラストも、私にはさほど嫌なものには感じませんでした。
同じ「よく分からない」でも
なんじゃこりゃ?訳が分からない。
と思ってしまう映画とはちょっと違う。
どこの何が気になるのか分からないんだけど
足りないものを探して見つけたくなるような感覚です。
なんかman-holeを観た時の感覚と似ています。
監督が同じって所為だけなのかなー。
おまけ。
ちょっと遊びの効いたシーン(と言っていいのかな)の話。
まずふじやんとうれしーですよねやっぱり(笑)
案の定笑いのシーンになってしまいました。
riverで笑えるのってここくらいかも。
存在で笑かしちゃいましたね。・・・いいのかな。
監督の出演シーン。
その後ラジオで
「佐々木が犯人を探して大通公園で座っているシーンだけど、そこまで言っても分からないと思う」
と言ってました。
DVDが発売されたから確認しなくては。
逆に、すぐ見つけられると思っていたしげっちを見落としました。
でも特番で確認できた。よかった。
あと、これは別に遊びのシーンでもなんでもないけど
「あらー」と気付いたので。
佐々木と裕子が電話で会話するシーンが2つかな? あったんですけど、
最初の電話のシーンでもしかして、と思い、
次の電話のシーンでやっぱりこれだったのかぁと思いました。
「おにぎりあたためますか」で放送した、
CUEオーディションで男性の候補者に読ませた台本。
あれってriverの佐々木と裕子の会話だったんですね。
勘の良い方なら「鈴井さんの次回作だろ」ってその時点で気付いてたんでしょうね(笑)
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11 ≪一回目の上映後独白 色々考えてしまいました≫
やっぱり、
結末がどうなったかを想像する事で、
この映画は全体が見えてくるでしょうか。
映画の中で監督が色々細かく散りばめたという「仕掛け」とキーワード。
チラシの裏。
「君は友達?」
「・・・・・・」
僕は誰も助けられなかった。
傍観する事しかできなかった僕らの故郷への旅が始まる。
Help!
いじめられていた横井の口から
人質にとられた女性の口から
そして最後は
横井に羽交い絞めされて藤沢に銃口を向けられた自分の口から
「助けで・・・」の呟き。
血まみれの九重を見つけた佐々木は
もう死んでいると思い込んだらしいけど
かすかに動く手が
「助けて・・・」と言っているのでは・・・と思いました。
いじめからも救えなかった。
被害者も救えなかった。
まだ息のある九重も救えなかった。
最後に自分も救えずに死んでいったんでしょうか。
佐々木に声を掛けられて、はにかんだ可愛らしい笑顔を見せていた横井くんは
いじめに遭うようになると
眉間にしわを寄せてめがねを掛けるようになる。
クワガタの足を1本ずつ引きちぎり、
花壇から花を引き抜く。
陰湿な行動の裏に隠された叫びは「Help!」
メイキングオブriverで出てきた言葉
・ここに座っている役者何人かは死にます
・偶然と必然 仕組まれた罠
殆どが横井の策略だと思うけど
確かに偶然なのか必然なのか分からない事が多くありました。
九重の事故。
同窓会で、「この年で同級生が3人も死んでいるなんて、偶然にしては気味が悪い」
と噂する面々。
入院中の投薬ミスで死んだ者、
安定剤を飲んで運転して事故を起こし、死んだ者もいる。
逃げ出した藤沢に「気持ちが落ち着くよ」と安定剤を飲ませたのも横井。
3人の事故死は偶然ではない。
2次会の九重のバーに偶然居合わせた小杉は
実は横井の部下。
横井が製薬会社の社員という立場を利用して
権藤のようなチンピラを手先にして合法ドラックの横流しなどしているのは
復讐に使う金の為なんだと思いますけど
九重のバーを見つけたというのは探し当てたから必然
バー経営者というのは都合のいい偶然だったんじゃないかなーと。
そこを取引の場所に使うことでじわじわ九重を巻き込んでいって
新薬を盗む計画では
「アメリカで手術を受けさせてあげる」ことを引き換えに
計画をひっぱっていくように頼む。
「すれ違う」って場面もたくさんあるんですよね。
権藤を追いかけた佐々木が横井とすれ違い
そこから、ドラックをやっていたという権藤と
製薬会社に勤める横井が同じ場所にいたのは偶然ではないと考えて
横井の事を疑い始める。
墓参りですれ違う佐々木と藤沢。
藤沢は佐々木を
佐々木は横井の身辺を
オカマちゃんは佐々木を探しに
同じ探偵事務所を訪れる。
あと、新薬を盗んで廃校に向かう途中で逃げた藤沢を横井が偶然通りかかって拾うのは
横井は「こいつは逃げ出す」と最初からわかってたのかなぁ、とか。
どうしても分からない場面があるんですよね。
佐々木に頼まれて、廃校の近くの路上で佐々木からの連絡を待っていた川塚。
なかなか連絡が来ないので(廃校は多分携帯の電波が圏外)
心配してパトカーを降りたとたんに
「がしゃん!」という破壊音がして、驚いて振り返る川塚でその場面は終わり。
これは・・・偶然で川塚は命を救われたって事なのか、
パトカーがだめになって、もしも佐々木から連絡を受けても助けに向えないという事なのか。
分からないです(笑)
もう1週間経っちゃってるので、
忘れてしまった細かい場面が他にたくさんあるかも。
・強がっている人間が最後の最後に惨めになった時
どういうものが出てくるのかなあと
九重という役には求めたい
これってそのまま「戦友」の歌詞
「強がりばかり 並べてみても 戦う時に 必要ない」?
助けを呼べないように手足を撃たれてナイフでえぐられた九重は
悲痛な叫びをあげ
駆けつけた佐々木に救われる事もなく
最後は廃校のほうに
遡上中の鮭のようにはいつくばっていき力尽きる。
ある意味最後まで諦めてない男ですよね彼は。
だから、普通だったらあのシーンは当たり前に「死んだ」と考えるんだろうけど
「もしかして」と思ったりもします。
・横井は小学生までは真面目で正義感の強い子供だった
いつも青いハンカチで靴を磨く横井くんは
その潔癖さと真面目さと正義感が裏返しになってより「友達」を憎んでいったんでしょうか。
「同じ目に遭えばわかるだろう」という考えもあったかもしれない。
九重もすぐに殺さないで、わざと「助けを呼びたくても呼べない」状況に追いやるし。
藤沢も追い詰めた末に恐怖心ばかりを煽る。
佐々木もそういう目に遭わせるつもりだったのかも。
それが誤算があって最後には・・・。なんていうものアりか。
横井が3人に新薬を盗ませたもう一つの理由は、
新薬の管理を任されている、派閥争いのライバルの責任問題にして
出世コースから蹴落とすため。
真面目なエリートの振りをして裏で荒稼ぎしているし、
少年時代とは正反対に歪んでしまった横井。
スタッフTシャツのロゴ
CHANGE YOUR PAST!
CHANGE YOUR FUTURE!
過去を変えろ 未来を変えろ
過去だけじゃなく未来も・・・
更新するために読み返していてふと思ったのですが
過去が変ると未来も変る。
横井は未来を変えるために過去(学校)に呼び出してそこで事件を巻き起こした。
横井は映画の中で、この学校がまもなく取り壊されると言ってるのです。
自分のことを助ける事もなく忘れようとしている3人を消すと
楽しかった4人に戻る。
川 鮭 遡上 産卵 死
山の雪解け水をたたえて流れる川は、やがて海となって
様々な生命の源になるのに
その流れに逆らって遡上する鮭の行き着く先は死。
4人の母校の裏手には鮭が遡上する川が流れて
毎年生徒の手に寄って稚魚の放流が行われている。
成魚となって戻ってきて、また多くの命を残すようにと。
川でさらわれ殺された藤沢の婚約者は妊娠していた。
裕子も佐々木の子を身ごもって産む決心をして
幸せな家族の絵を描く。
藤沢の婚約者は妊娠していたから殺されたのかも、と思いました。
大切な友情を失った横井が、3人の大切なもの≪未来≫を奪うために。
裕子と佐々木の子供が、
絶やしたかった3人の流れが災難をかいくぐって残ったのは
鮭の稚魚が僅かしか成魚になれないのと似てると思いました。
3人を故郷の川におびき寄せた横井は何を残したかったのか
それはやっぱり、未来を絶やして過去を残したかったのでは、なんて感じました。
「色」。
これももしかして監督の言う「仕掛け」なのかな。
でもそれぞれの色の持つ意味は前作とは全く違うような気がします。
300人の群集が身に纏っていた「黒」は死の色。
ひとり逆行する佐々木は新しいものを生み出すために死に向かって遡上する鮭。
けどやたら白いものを食べたり飲んだりするんですよね。
未来を感じさせます。
横井を象徴する「青」は狂気に近い潔癖の色。
空に飛んでいく風船も青。
計画を持ちかける小杉の酒の色、製薬会社の通路の壁の色、
危険に足を踏み入れる時は「黄色」。
さわやかな青空も幸せのオムレツも、
「表裏一体 逆もまた真なり」の言葉通り、間逆の位置にあるのかな・・・なんて。
観覧車
家族の幸せの象徴
なかなか息子を遊園地に連れて行かずせかされていた横井が
計画のその日に家族の団欒を楽しむ。
最後の晩餐みたいな気もします。
ところで横井にはなんで若くして子供がいたんでしょう。
他の3人にはいない、もしくはこれからという設定なのに。
事件の後の横井家はどうなるんだろう。
オカマ
話の半ばで出てくるオカマちゃん。
横井の事を嗅ぎ回る佐々木の前にいきなり姿をあらわす前に、
ちらっと2シーンくらい出てきたような気がします。
横井の参謀なのかなぁと思ったんだけど
一目ボレした佐々木を探すために探偵を尋ねて
藤沢の依頼の件でテーブルに置いてあった佐々木の写真を見つけて
「この人♪」と言うシーンがあるって事は、
全く関係ないのですね。
じゃ、それ以後話に登場しない
唐突とも言えるオカマちゃんの存在ってなんなんだろう。
友達が「男を失っている」と言ったのを聞いてなるほどぉと思いました。
あのオカマちゃんが肉体的にはどうなってのるか分からないけど(笑)
男でも女でもない、
生命を生み出さない存在なんですよね。
こう書いたら失礼な感じだけど
「生命を生みださない=死」という存在に魅入られてしまったのだなぁ。佐々木は。
なんて思いました。
友情
藤沢が追い詰められた廃校の教室、掲示板一面に張られた
書道の「友情」の文字。
その教室に偶然逃げ込んでしまった藤沢は
既に運命に取り憑かれている感じがしました。
5年生の一学期に転校してきて、二学期には去っていた横井は
小学校の卒業名簿に載っていないので同窓会に呼ばれるはずが無い。
幹事には死んだ同級生の名前を語って同窓会に潜り込む。
18年間、ずっとその機会を待っていたんでしょうか
18年越しで「友情」を問い掛ける横井の心情って。
学校がなくなる最後のチャンスに行動した横井を
止めようと思えば3人は止められたのに、また止められなかった。
私だったら
最初に優しくしてくれた佐々木と仲間の藤沢、九重は多分ずっと信じていて
転校までずっと助けてくれる事を待ってたと思うから
どうしても
「どうして助けてくれなかったの?」
と訊きたいと思うから
思惑を止めてくれるかどうかが横井にとって最後の賭けなような気もします。
多分なんですが、
横井をいじめていた死んだ同級生3人にはしてなくて
佐々木と藤沢と九重にはしたと思うこと。
佐々木達には直接手を下したんではないかなぁと思いました。
薬
結局4人は薬を使ってない。
見えない結末ではどうなのか分からないけど。
じゃこの映画で薬ってどんな存在なんだろう。
4人の過去にこだわる気持ちの象徴なんでしょうか。
でもずっと前の独白にも書いたけど、
4人は本当に過去を忘れたいのかなぁと。
忘れたって事実は変わらないのに。
もしも横井に襲われずに
薬を飲む機会があったら、迷わず飲んだでしょうか。
絶対飲まないと思うなぁ(笑)
三角輸入
酔った振りをした横井が語る酒についての薀蓄。
三角輸入については映画で初めて知ったので
難しい話は覚えちゃいないんですが(笑)
EL DORADOという名前のラム酒は、大変人気があったが
原料であるさとうきびを作る労働力が不足していた。
そこで、
さとうきびを積んで酒を製造する国へ
出来た酒を積んで輸出先の国へ
輸出先の国から、労働力の奴隷をさとうきび農園で働かせるために連れて行く
の繰り返しという話だったと思います。
そんな歴史を隠し持った酒の名前はエルドラド(黄金郷)。
ラベルには誇らしげな帆船の絵。
「この酒には悲しい歴史があるんだよ」と横井はなんで語ったのか。
栄光を掴んでなにくわぬ顔をしている者の影で
苦渋を味わう自分がいると言いたかったんでしょうかね。
ラストシーン。
さったんのインタビューで監督は
「ラスト近くのある2つのカットとナレーションを合わせると
映像にはないエンディングの続きが想像できます」
と答えている。
なんだ、劇中の細かい仕掛けはいらないのかvv
と思ってしまいました(笑)
結局色々考えてしまいましたけど。
2つのカット・・・。
体育館にいる横井の元に辿り着いた佐々木。
拳銃を構えられて準備室に逃げ込むと乱射される。
逃げられないと分かって
自分も銃を構えて横井と向き合うが
「君には撃てないだろう」と
事件の事を持ち出される。
そこに藤沢がやってきて
横井に汚れたバスケットボールを投げつけると
服が汚れた横井は一瞬ひるむ。
隙を見た佐々木が体当たりして、
二人の銃が放り出される。
自分の元に投げ出された銃を這いつくばって手にとる藤沢。
その藤沢に銃口を向ける横井。
やめろと叫ぶ佐々木。
横井が手にしたのは、佐々木の、弾が込められていない銃。
慌てる横井の腹を藤沢が打ち抜く。
横井が死んだと思い、
「俺は誰も助けられなかった」と語りだす佐々木。
その話を聞いて初めて、
自分の婚約者を見殺しにしたのは佐々木だと知った藤沢。
タイミングを見計らったように突然起き上がり
佐々木を羽交い絞めにする横井。
銃に弾を込めて
銃口を佐々木に向ける藤沢。
「助けて・・・」呟く佐々木。
校舎の外の景色が映り、鳴り響く一発の銃声。
校舎の前には、血まみれで這いつくばって力尽きた九重。
佐々木のナレーション。
という流れだったと思うけど・・・。
誰も訪れる事のない廃校に呼び出して
すぐには殺さずにじわじわといたぶる横井は
誰にも助けてもらえない孤独と恐怖を訴えたかったのかなぁという気がします。
でも自分は死ぬつもりだったと思うんですよね。
観覧車のシーンあたりでそう思いました。
思い出と共に心中するつもりで。
「助けて・・・」の言葉を心の底から吐き出した佐々木は
やっぱり被害者と同じ境遇になったって事で
死んでしまうんでしょうか。
佐々木には死のイメージのシーンが多いので
やっぱり死んじゃうのかなーと思います。
鑑賞前には死ぬとは思ってなかったんだけどなー・・・。
でもやっぱり、
生きて還った佐々木が
事件を忘れて幸せな家庭を築く事はできない
故に死に1票。
(死ぬ死ぬあうのもなんですけど)
藤沢と九重はどうなんでしょう。
まさに死ぬほどの恐怖を味わった誰かが生きていなきゃならない気もするんですが。
横井を覚えているためにも。
「戦友」と「今日の日はさようなら」の歌詞を思い浮かべながら考えました。
結論。
横井と佐々木は死んで藤沢と九重は傷を舐めあい生きていく。
(あんだけ瀕死の九重なのにそんな結論ありか)
ちまちまと綴っていたら随分時間かかりました。
無茶にあらすじを織り交ぜているので訳わかんないです。
とにかく2回目の鑑賞直前でUPできてよかったー。
最後の最後に。ちょうど1年経って追記。
最終的な感想をUPしないまま一年が過ぎてしまいました。
上映から1年弱経った時に、BBSで感想を求められました。
結果、私にとってこの映画はどんな映画だったか考えました。
確かに暗く重苦しい内容ではあるけれど、
私は前向きなメッセージとして受け取りました。
その気になれば未来はどこからでも変えられる。
かつていじめに苦しんだ同級生の計画を知っていた佐々木は
どこかで必ず横井を止めることができたはず。
佐々木の子供はきっとこの世に生を受けて裕子の希望に変わる。
鮭は死んで稚魚は殆ど淘汰されても、必ず何匹かは生き残る。
どんなに絶望的でも、どこかに希望はきっとある。
そんな、希望の物語だと思ったのです。
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12 ≪8/30(土)上映1回目 鈴井・安田・小橋トークショー≫
※ふみえっちさんから頂きました。
私が観た8/30(土)の回のはもうちょいお待ちくださいませ・・・。
思い出した順なので、流れとは合っていません。
また、言葉も<こんな感じだったのね>程度に思って読んでください。(笑)
3人登場。
「こういう映画だからいやぁ〜どーもーなんてでれる雰囲気じゃないですね」
とアキちゃん。
「僕はお腹なんて撃たれてませ〜ん」と、お腹をだしおちゃらけるけんちゃん(笑)
ロケ期間も短く、役者陣は皆他の仕事があるから、札幌からの通いで大変だった。
特に夕張が大変で辛かった。でも、辛い事ってすぐ忘れちゃうんだよねっ
ていう話から・・・
けんちゃんは夕張ロケがとても辛かったのに、皆より1日早くアップした次の日、
奥様とドライブに行く事になって、その行き先が夕張(笑)
「ロケした小学校を見せてあげるよ」と向かったはいいけれど、ナビが付いて
ないのでたどり着けず・・そうこうしている内に、薄暗くなってきて結局、
幸せの黄色いハンカチの家に行き、
ハンカチを1ま〜い2ま〜いと数えて帰ってきたそうです。
その夕張で・・・鈴井さんがコンビニに足りなかったものを買いに行った時のこと。
レジに品物をだすと、店員さんが「安ケンさんですよね?」と。(笑)
「ちがいます」と言ったのに、その店員さんはしつこく
「でも、ロケで来てるって聞いたし・・・。安ケンさんでしょ?」と。
「このセ○○ーマー○め!!」という鈴井さんに
「でも、マンホールの時は大変お世話になって・・ねぇ!」
とアキちゃんフォロー(笑)
鈴井さんと僕を間違えて欲しくないとけんちゃん。
その日、現場に戻った鈴井さんは機嫌悪く、けんちゃんも話さないようにしてたとか。
こんなに短期間で作られる映画もないって話で。
ハリウッドなんかでは時間をかけて作り、
合間にバーベキューなんかをするとかっていう事話してたと、思います。(笑)
そこで、アキちゃん「私達の食事はロー○○の弁当でした。」
と言ってすぐしまった!と思ったのか
「美味しかったですけどね」とフォロー。のつもりが
鈴井・安田両名に「お前は一言多いんだよ」「そのまま流せよ〜」と言われてました。
あとは・・・
鈴井さんは、ずっとモニターとか見てるから
コンタクトをしている目が痛かったらしいです。
「でも、メイキング撮ってる時と、アップする時は我慢してコンタクトつけてた」
そうです。メガネポンチじゃかっこわるいでしょ〜だって。そんな事無いのにね^^
「監督はほめ方が下手」とけんちゃん。
トイレのシーンなど、「俺たち顔写ってないよな・・・」
とぶつぶつ言うような場面でも「いやぁカッコイイ」なんて褒めてたとか。
あの、トイレのシーンについて、「飲み過ぎた」って言ってるのに
あんなにテンション低いなんて考えられないみたいな事も言っていました。
現実のけんちゃんは酔ったら凄いんでしょうね(笑)
映画の話では・・・
誰が死んで、誰が生き残るのか?っていう話でけんちゃんは
「藤沢は絶対死なない!オレではない!」と。
「婚約者は殺されその上自分も死ぬなんてひどすぎるじゃないですか〜」
って言い張ってました。
自分の役死なせたくないよね(笑)
横井のダッシュボードに入っているハンカチも青いって話がけんちゃんから出て、
色がキーワードとしてよく使われていると言う話になり、
「慶子が人質に取られている時の服が青。
そして、裕子が産婦人科にいる時の服も青。
鮭は産卵のために生まれた川に帰ってくる。それでなにってことですよね。」
と鈴井さん。けんちゃんも「なるほど!」なんて言ってたけど、
これについては??でした。
あとは、横井は凄いという話。
ロケ中に段々目が離れていったとか、観覧車の場面で子どもが「怖くなってきた・・・」
というセリフを言うと「横井!お前だよ!!」ってつっこみ入ってたとか、
散々言ってました(笑)
で、2回目のトークショーがたくちゃんの回だったので
「夜に横井が登場です」「物が飛んできそうですよね」って(笑)
最後に監督。
「あの時いじめを止める事が出来ていたらこうはならなかったのにという映画だ。
真の友情というのがテーマの映画だ」
という事を話していました。
「でも、自分がもし中学生なんかがたばこを吸っていて、
注意しようとしても、
「あ〜ミスタ〜だ〜」なんて言われたらと思うとなかなかできない。
まぁ2・3発やってやれば良いんだけど(!)捕まるから・・・」
と言うと、けんちゃんが
「そういう時だけ、『オレは安田だ〜』って言うんでしょ」だって(笑)
な〜んか映画の内容以外の話はよく憶えているんですが・・・(笑)
他にも何か話していたような気がしますが思い出せません。(^^ゞ
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13 ≪8/30(土)上映2回目 鈴井・音尾・小橋トークショー≫
あの映画の後だけに反動で勢いよく笑いっぱなし。
話の流れはよく覚えてないので
トークがこの通り流れていった訳ではないです、多分(笑)
・怖い横井
監督「現場でも『横井怖い』と評判だった。悪い事をすると『横井が来るぞ〜』と」
すかさず
たく「よ〜こい〜だぞ〜」と怖い人キャラに。
でも明らかにキャラ違いますけど(笑)
横井のキャラについては本当に何回もトークに出てきました。
観覧車のシーンで、子供がだんだん高くなる観覧車におびえて
母親が「怖い?怖い?怖くなってきた?」と何回も訊くシーン。
怖い?怖い?の台詞の間、スクリーンに映っているのは横井の微笑。
別撮りしたその台詞を入れる音入れの現場では
「お前が怖いよ」とずっと言っていたそうです。
それで、「怖い」を入れるタイミングを
横井がにやっと笑うちょっと後などに入れていたと話していました。
言われてみれば、横井の薄笑いに対して「怖い?怖い?」と訊いているように聞こえる(笑)
つうか私は、過保護ちっくなその母親のほうが怖かったです。
・次は主役で
不動産屋・小柳役のアキちゃん。
まず第一声が「監督、まず謝るのやめてください。綺麗に撮れなくてゴメンと
謝るのはやめてください」
現場ではお菊人形とか座敷童とか女優霊とか散々言われていたアキちゃん。
「これでも役作りのために、ばらばらだった前髪を切りそろえたんですよー」
監督「だからお菊人形になるんだって」
誰かのシーンをカットするかも・・・と聞いた時も
「私出れてないかも」と、どきどきだったそうです。
アキ「みなさん私の出てたところ、分かりましたぁー?」
次は是非主役級で・・・
という様なトークもしてたと思います。
・続編
もしも続編があったらシリーズ。
1 「river2 横井は生きていた」
これ、そうだ思い出した。プレミア上映のトークの時にも言ってました。
どんどん横井像が一人歩きしてますねー。
2 「river2 横井は生きていた 〜妖怪大戦争〜」
狂気から化け物へ変化した横井と、
今回散々なあだ名がついたアキちゃん扮する妖怪の大戦争なんて話はどうかという
たく&アキ バカトークの副産物でした。
監督「・・・考えておきます」
たく「じゃあ監督の中ではすでに構想が」
監督「まったくありません!!」
3 「river2 横井は生きていた 〜横井の青いハンカチ〜 」
監督「横井お前、青のハンカチ何枚持ってんのよ!」と。
横井はマジックのように次々と青いハンカチを使っては捨て使っては捨てしている。
藤沢に安定剤を飲ますシーンでは、ダッシュボードの中にずらっと真新しい青いハンカチ。
監督はロケで夕張を多く使っている事から、多少
「夕張と言えば『幸せの黄色いハンカチ』」に対抗して青いハンカチというアイテムを使ったらしいです。
そしていずれ
夕張の幸せの黄色いハンカチの家の隣に
「横井の家」というものを作って、青いハンカチをずら〜っとはためかせるのだとか(笑)
私世代だと「幸せの黄色いハンカチ」のラストシーンで登場する
あの光景がすぐに思い浮かべられるので、このネタに「くすっ」とくるけど
分からない人は???ですよね。
・役作り
この映画では裏主役とも言える重要なキャラの横井。
監督「役作りは」
たく「特に・・・あまり準備もせず・・・」(苦笑い)
特に作り込むこともなく挑んだ役作りだっだけど
監督は絶賛の嵐。
前作の噂を聞いていたので
「いいのかな」と思ったとか。
でも監督は本当に横井の役作りがお気に入り。
特に
「ごめん 手が滑っちゃった」など、台詞の言い回しが好きなんだそうです。
言い回しが好きっていうの、凄く良く分かります〜vv
特に私はsometimeのシーンのいくつかの台詞の言い回しが好きです(笑)
・国際的横井旋風
釜山国際映画祭と、東京国際映画祭という2大国際映画祭に出品決定。
本当はこれに上海国際映画祭が加わって
「3大国際映画祭」だけど、SARSの影響で延期。
でも釜山のほうは本当に世界中から参加者があるので
世界中の人がriverを観ることに。ひいては横井を見ることに。
たく「じゃあ世界中の人が『オォーゥー、ヨコーイー ノゥーッッッ!!』と」
・怖い現場
横井も怖いけど(笑)
現場も怖い。
強行スケジュールの中で、朝3時に撮り終って2時間後の5時集合などがザラ。
たくちゃんはクランクインが初日ではなく途中から。
初日、現場に着いてみると、
ワゴン車の中でスタッフが死んだように眠っていて
「これが鈴井組なのか。怖い」と思ったそうです。
もう壮絶な現場の中、
助監督さんが
「死にたくなければ俺の言う事を聞け!」と仁王立ちしていて
鬼軍曹とあだ名で呼ばれていた。
その後ろに控えるのが大将のこの俺(監督)。と。
このへんうろ覚えです・・・。
監督「きついと言えば、夕張のロケもきつかったんですけど」
と、夕張までの移動の話。
機材を積んだ白いワゴン車10台くらいで
ずらーっと並んで夕張まで大移動。
監督「やばいぞこの白い集団はー」
アキ「何○ェーブよっ!? みたいな」
・きつい現場
本当なら3週間で撮りきれる量ではない台本。
普通なら、撮りきれないところは現場でどんどん台本が削られていく。
なので普通の現場はもっとゆるゆる。
たく「そうだぁ。函館で撮った映画はそう言えばゆるゆるだった」
監督「マルのつくやつ(笑)」
たく「そうそう。監督はずっと『はーいオーケーでーす』という感じでにこにこしてました」
と、前田哲監督のモノマネ。
撮ったフィルムは順次編集へ回すのですが、
編集現場は当然、全部のシーンのがあるとは思っていない。
ところが回ってくるフィルムと台本と照らし合わせると、どうやら全部撮っているらしい。
全部撮りきってしまったことに驚かれたそうです。
もちろん撮ったけどカットになっているシーンは多々あります。
例えば「消える横井」のシーン。
公園のベンチに横井が座っている。人波がベンチの前を通り過ぎると、
もう横井は消えていた。
というシーンがあったそうです。
他にも予告や特報にあって本編にないシーンとか、色々ありますね。
・色
ハンカチの話の続きで、色の話になってたと思うけど・・・。
監督「それ以外にも色にはこだわって作ってます。
前作のマンホールでも、不安げな場面の時は青。
希が着ている服が青だったり部屋がまっ青だったり。」
今回も、横井の青以外にも、迷いを現すときは緑など色々な色が。
・遊び
ちょっとしたお遊びのシーンも多々あります。
監督「例えば、佐々木が横井を尾行するシーンで
横井家族が歌を歌っているんですが、
佐々木のナレーションに被ってよく聞こえないと思いますけど
歌は『おさかな天国』です」
その他にも色々あるらしいです。
私は「ココノエール」くらいしか分からないですが、
他に見つけられた方っています?(笑)
・それぞれの結末
監督:
もちろん監督としての解答はあるけど、
観た人それぞれの解釈で全然いい。
ただHTBアナウンサーの小野優子さんは、
僕の前で「絶対全員生きている!」と力説してました。
「俺・・・監督ぅー・・・僕作ったんだけど」と言いたくなったそうです。
ん〜・・・。こんな感じだったかな。
何を話しても全て横井に行き着いてしまうので、前後をよく覚えてなくて
ばらばらなレポになってしまいました。
最後にそれぞれ挨拶して退場。
たくちゃんはおさかな天国の振り付けで
アキちゃんはしっかりとスタッフTシャツの宣伝をして。
監督は・・・あれ、忘れました(泣)
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14 ≪8/31(日)上映1回目 鈴井・大泉トークショー≫
※ふみえっちさんから頂きましたっ。
8/31 鈴井・大泉トークショーレポです。
いつものごとく、こんな感じだったかな?的レポです(笑)
では〜
2人登場。と共に凄いフラッシュ!
すると洋ちゃん「写真許すとこうなんだね・・。ピカ○ュ○ 見た時みたいに
倒れるんじゃ・・」(こらっ)
「記者会見はこんな感じですね」
「こうポーズ変えるとまたビカビカっと」
と言ってポーズ変えてみるがそうでもなかった。(笑)
・この映画は誰が死んだと思う?っていう話。
洋ちゃん「慶子は間違えなく死んだ」(笑)
鈴井さん「あたりまえだ。死なないと話が始まらないだろう!」
洋ちゃん「あと、佐々木の親父は死んでいる」「と、いうか親父は今日来ている」
そう、会場に洋ちゃんパパとママがいらっしゃってたんです〜。
言っちゃったあとは終始照れまくりの洋ちゃんでした。
「どうせなら、お前が出る回のを見たい」ということで今日いらしたとか。
「最後の2枚だった」そうです。
「きっと帰ったらダメだしですね」と鈴井さん。
24時間テレビの時も、帰ったら『お前木村さんやお客さんにバカというな』
とダメだしがあったそうです。
・しゃべらない役だったので、ロケ中はしゃべらずにいたという話から。
「おにぎりあたためますかの取材が入るというから、
こういう風に撮影してるというのを映してくれると思ったら、
おにぎり車に乗ってくださいと言われて、
乗ったら乗ったで佐藤まみが、<なんか面白いこと言え〜>ってな眼で見てるんですよ〜。」
その日は、ちょうど4人が集まってくる公園でのロケ。
監督の「よーい はい!」の声で、
何だかよく分からない動物が「きぃーっ!!」と鳴くのが面白かったのに、
1度つぼに入るとダメだから、
突っ込むのを我慢していたくらい役作りをしていたのに「ひどいんですよ〜」
そういえば、あの公園の観覧車停電で止まったって、ニュースになりませんでしたっけ?
日本で(道内で?)一番小さい観覧車とかって出てたけど違うかな?
・で、その「ひどいんだ」で思い出したのか
「違う話になっちゃってゴメンネ」と言いつつもう1つおにぎりロケ話。
「いやぁ〜もう〜ひで〜んだよ!あいつらさあ〜!!」
ロケの移動最中、温泉に立ち寄り露天風呂に入るシーンを撮影。
その時、2人のあそこが見えないように、放送では黒丸で隠してあったのですが
「シゲのはこんなに大きい黒丸なのに、おれのはこ〜んなに小せーの!」
と、親指と人差し指で丸を作っている洋ちゃん。
「あれじゃあ、まるで俺のがすごく小さいみたいじゃん!」
それをえらい興奮してしゃべるしゃべる(笑)
「よく親が来ている前で、そんなことしゃべれるなぁ」と鈴井さん笑ってました。
おにぎりの話では、露天でシゲちゃんが「どうだ?ついただろ?」と
トレーニングの成果でついた筋肉を見せてくる話もしていました。
「それじゃぁ安田と同じだぞ」と言うと、シゲちゃん「それは言われたくない」と。(笑)
一緒にされたくないらしい。
・計画実行日に朝の支度をしているシーンについて。
あのシーンは納得できないと言う洋ちゃん。
「シゲはあんな裸が映っているのに、主役の僕が何するかといったら、
牛乳にプッっとストロー刺してチュウーですよ!」
俺はセクシーで売りたいのにと洋ちゃん。
「あんな筋肉3兄弟(笑)のように、人工的な体より、
しなやかな体で俺のほうがセクシーなんだ。」
洋ちゃん「とにかく、これからはセクシーを売りにしたい」
鈴井さん「わかりました」
洋ちゃん「いや、でも鈴井さんは安田みたいに、時々間違った取り方をすることがあるから・・・」
鈴井さん「どの番組でだそうかと・・。ちょうど今日1×8の関係者が来ているから・・」
洋ちゃん「いや、僕は映画とかでね・・・だって1×8だったら、木村洋二も一緒なんだから、
あの人もその路線でってことになるでしょう。
たしかにあの人は、まあ脱げばセクシーだ。
自分でも私のへそはきれいなんだと言ってるし。」
鈴井さん「はいはい分かりました。セクシーね・・・セクシー・・セクシー・・」
洋ちゃん「面白いこと考えてるでしょ・・・?」
鈴井さん「おもしろいって言葉まで入っちゃった。あぁもう、おもしろセクシーっていう言葉しかない(笑)」
洋ちゃんはこれから<おもしろセクシー>です(笑)
・釜山国際映画祭に招待された話。
俺も行けるんでしょ?と洋ちゃん。藤村さんと相談しないと、と鈴井さん。
その時期は蟹頭間近なんですね。
実は向こうに掛け合って上映日を早めたので、洋ちゃんもいけるそうです。
洋ちゃん「『3日早めてくれスム二ダ』って言ったんですね。」
この、〜スムニダってこの後も言ってたけど、なぜかわたしのツボでした(笑)
釜山ではおいしいもの食べようだとか、向こうでブレイクしたらどうしようなんて話もしてましたよ。
あとは、すいません・・忘れてしまいましたっ
とにかくこの回のトークショーは映画の話をしだしても、
すぐに別のほうにそれていくという感じでした。
それはそれで面白かったけど(笑)
なんとな〜くこんな感じですっ!
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